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大学の卒業旅行、国内のおすすめをご紹介する第2弾。
前回は定番の沖縄から、八重山諸島の島巡りをオススメしましたが、今回は日本でももっともアクセスしにくい秘境をご紹介です。時間がないと行けない絶景を、時間のあるうちにぜひ見に行ってください。
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国内でもっともアクセスしにくい場所とは
飛行機で3時間で行けるグアムよりも、ある意味で遠い場所というものも存在します。国内でも、なかなか行きにくい場所はいくつかありますが、その中でも特に小笠原諸島は一番アクセスしにくい場所でしょう。
移動手段はフェリーのみ。
それも、概ね一週間に一度しか運行しておらず(時期によっては増便することもあります)、かかる時間は24時間。
つまり、最低でも往復1週間はかかるということです。
そんな場所に行こうと思いますか?
しかし、そうまでして行く価値があるというのです。
小笠原諸島とはどんな場所なのでしょうか。
小笠原諸島の魅力とは
小笠原諸島は、東京から約1000キロ離れた場所に位置していますが、東京都の一部です。父島と母島にのみ人が暮らしています。
今までに一度も大陸と接したことのない島なので、「東洋のガラパゴス」と言われるほど多くの固有種が生息しています。2011年には、世界自然遺産に登録されました。
そんな動植物を観察しても楽しいのですが、海の美しさも絶品。
ボニンブルーと言われる鮮やかな水色に輝く海で、シュノーケルを楽しむのも素敵です。
海にはトロピカルな色の魚たちの他にも、イルカやネムリブカも生息しています。野生のイルカと一緒に泳ぐこともできるかもしれません。
2月から4月には、ザトウクジラも見られます。卒業旅行のシーズンにも当てはまりますね。
1月1日に、日本一早い海開きが行われますが、水着で快適に泳げるのは、5月〜11月ということで、春休みの時期にはウェットスーツを着て泳ぐ方が良さそうです。3月には、「母島フェスティバル」という行事もあり、島の特産品の試食販売、郷土芸能が披露されるなどのイベントが行われます。
ピークシーズンはゴールデンウィークということで、春休みの時期ならそこまで混みませんし、台風の心配もありません。
フェリーは往復5万円ほど。船室によって値段が変わります。
フェリー代と宿泊代がセットになった「おがまるパック」というものがあり、それが唯一の割引パックとなっています。
パックの料金は7万円くらいからになっていますが、複数の人数で行くと一人当たりの値段を下げることができます。
お友達と行かれれば、お得に泊まることができますね。
南島上陸ツアー
せっかく小笠原に行かれなら、ぜひ行きたいのが南島。
国の天然記念物に指定されたこの島、小笠原でも特に美しいと言われている場所なのです。
しかし、南島は小笠原諸島の中でもさらにアクセスが難しい島です。というのも、入島制限がある島なのです。
・1日の上陸可能人数が100人まで。
・ガイドの同行が必要。
・最大利用時間は2時間。
なので、絶対にツアーに参加しないと上陸できません。
また、波が高いと上陸できないこともあります。小笠原に滞在中に上陸できたらいいですね。
運良く上陸できたら、2時間の間に見たいスポットはこちら!
扇池
紅の豚のワンシーンを思い出すような場所です。岩のトンネルが海と扇池を結んでいます。
これを見るために上陸するという方も多いスポットです。
小笠原諸島、どうでしたか?
普段の生活とは違うゆったりとした時間を味わいに、足を運ぶ価値があります。
1週間かけて、たっぷり満喫してきてくださいね。