———————–
小学校に入学して心配なことと言えば、勉強のこと。
小学校に行って、どんな学習をするのか。予習や復習は必要?
一年生の学習内容や、学習のために必要な力についてお知らせします。
———————–
小学校一年生の学習内容は?
一年生では、国語、算数、生活科、音楽、体育、図工、道徳を学習します。
国語では、一学期でひらがなとカタカナを覚え(カタカナに関しては、二学期からの学習とする学校もあります)、二学期からは漢字の学習がスタート。一年生の間に80文字の漢字を覚えることになります。
算数では、数を数えること、足し算、引き算、時計の読み方(○時、○時半のみ)を学習します。繰り上がり、繰り下がりも入ってきますが、計算で使う数字は19までの数です。数字は100まで学習します。
生活科とは、理科や社会の要素を含む学習です。朝顔を育てたり、お手伝いをしたり、と言った、身の回りのことを体験する教科で、テストはありません。
小学校入学までに着けたい学力とは?
学習に入る前に、確認しておきたいのは、鉛筆の持ち方。入学前に自己流で身につけた持ち方が、いつまでも治らないお子様もいます。普段から、鉛筆の持ち方を意識させましょう。正しい持ち方をする補助具も売っていますよ。
必要な学力として、まずは、自分の名前の読み書きです。
入学して間も無く「初めて書いた名前」というものを書く学校が多いです。その時は、自分の机に貼ってある名前を見ながら書いたり、お手本となるものを見ながら書いたりするのですが、やはり、自分の名前は何も見なくても書ける方がいいです。
そして、可能なら、ひらがなは全て読めた方がいいでしょう。小学校では、ひらがなの読み書きはできない、という前提で学習が進んでいきますが、現在は入学時点で読める子がほとんどです。絵本などを一緒に読んで、文字に親しんでおきましょう。
また、文を読んで理解する助けになるのが、物の名称の知識。お子様は、身近な物の名前をご存知ですか?絵本の挿絵に何か描かれていたら、「これ、なあに?」と聞いてみましょう。意外と知らないこともありますよ。物の名称を知らないと、挿絵がない文章の場合、内容が理解できないこともあります。
算数の準備としては、数を数える練習をしておいた方がいいです。一年生で学習するのは、100までです。100まで順に数えられると安心ですが、少なくとも、20までの数を正確に唱えられる力は必要でしょう。
余裕があれば、「2、4、6、8、10」と2つずつ数えることや、「5、10、15、20」と5つずつ数える方法もやって見せてあげましょう。2年生からの掛け算や、時計の学習の下地になります。
普段から数を意識した声かけをすることも、数の知識を身につける上で大切なことです。お手伝いをさせる際、「おさらに2つずつ乗せてね」「みかんはいくつある?」「半分ずつ分けなさい」など、体験する中で数を理解していきます。数字と量が頭の中で結びついていくのです。
予習や復習に関しては、復習を重視されることをオススメします。基礎をしっかりと固めていきましょう。
準備する文房具を選ぶことも大切
学習に関して、文房具を選ぶということの大切さをお伝えしたいと思います。
文房具ぐらい、使えればどんなものでもいいんじゃないか、と思うかもしれませんが、意外と重要です。
近は、可愛らしい鉛筆や、遊べる消しゴム、中身が動く物差しなども出ていて、とても面白いのですが、学習中にも気が散ってしまい、ずっと遊んでしまうということがあります。肝心なことを聞き逃して、先生に叱られるという場面も…。
子供は遊びの天才ですから、どんなものでもおもちゃにします。やはり、一年生の間は、とにかく使いやすさ重視で、シンプルなものを、必要な量用意された方がいいです。
まとめ
○学習の準備 必要な力は
・鉛筆の正しい持ち方
・名前の読み書き
・数を20まで数える
○つけておくと安心な学力は
・ひらがなが読めること
・100まで数えること
・物の名前をたくさん知っていること