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インフルエンザ予防に効果があると思われている「うがい」。
しかし、実際はあまり効果がないとわかってきました。
それでは、うがいよりも効果がある予防方法は何なのでしょうか。
ご紹介します!
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インフルエンザとうがいの効果
インフルエンザは、空気感染せず、飛沫感染と接触感染をします。
飛沫を直接吸い込むことによって感染したり、
感染した人が鼻をかむ
↓
鼻水のウイルスが手に着く
↓
そのままドアノブなどに触れる
↓
ドアノブを触った手で目をこする
↓
感染!
というような、接触感染をしたりするわけです。
インフルエンザの予防には、飛沫感染、接触感染、それぞれに効果的な対策をとる必要があります。
では、うがいの効果は、というと、
○口の中をきれいにすること
○水が届く範囲で、汚れを落とすこと
○喉が潤う
ということで、喉が潤うことで、湿度の高い状態を作ることには、多少の効果があるかと思いますが、喉の奥まで洗えるわけではありませんし、飛沫感染や接触感染を直接的に予防する効果は期待できません。
厚生労働省も、インフルエンザの効果的な予防法から、うがいを外しています。
うがいでは、ウイルスからの感染を防ぐことができないからです。
インフルエンザ予防 うがいより効果的なのは…
うがいが効果がないとすると、一体何をすればいいのでしょうか。
接触感染には昔から言われているように、手洗いが一番有効です。
手から体内にウイルスが入るのを防ぐことができます。
アルコール消毒もすれば完璧です。
外から帰ってきたときや、食事をする前など、こまめに手を洗いましょう。
そして、飛沫を吸い込んで喉についたウイルスには、うがいよりも、お茶を飲むことが効果的です。
必ずしもお茶である必要はないのですが、こまめな水分補給をすることで、喉の粘膜についたウイルスを洗い流すことができます。もし、ウイルスが胃に入ったとしても、インフルエンザウイルスの場合、胃酸には敵いませんので、感染力を失ってしまいます。
飲んでしまって大丈夫なのです。
飛沫感染の可能性のある場所では、こまめに水分を摂り、喉を洗い流しましょう。
そして、あちこちにウイルスがついている可能性がありますから、手もしっかりと洗ってください。
インフルエンザ マスクの効果は?
ところで、飛沫を吸い込まないために効果的な方法はなんでしょうか。
まず思い浮かぶのは、マスクなら効果があるのでは?という疑問です。
では、実際に、マスクの効果はどのくらいのものなのでしょうか。
基本的に、マスクは、感染を広げないために、感染している人が使用するものです。
感染しないための使用にはあまり向いていません。
それでも、「吸い込みたくない」という場合には、マスクを選ぶ必要があります。
普通の不織布マスクで防げるものの大きさは5ミクロン以上の大きさのものです。飛沫は2ミクロンほどになることもあり、普通のマスクでは防ぎきれません。
しかし、PM2.5対応マスクなら、正しく装着していれば99%ろ過できるということで、かなりブロックしてくれます。
それでも、隙間ができているなど、正しく装着できていなければ、効果は減ってしまいます。
吸い込まないために使用するなら、PM2.5対応マスクにし、隙間がなるべくできないように正しく装着しましょう。
とは言え、一日中マスクをしていることはできませんし、食事をしている時に目の前で咳をされたら防ぎようがありません。
飛沫感染は、感染している人のマナーでのみ、防ぐことができるように思います。
まとめ
○インフルエンザに対するうがいの効果はほとんどない。
○うがいよりも、お茶などを飲んで、喉を洗い流すほうが効果的。
○マスクを使用するなら、PM2.5対応マスクを選びましょう。それでも、100%は防げません。