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ワールドビジョン(world vision)というNPO法人をご存知でしょうか。
5年以上チャイルドスポンサーをしているのですが、実際に寄付を続けて思ったことと、ワールドビジョンってどんなん?というところをお伝えしたいと思います。
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ワールドビジョンの評判は?チャイルドスポンサーになって
ワールドビジョンのスポンサーになったのは、子どもが生まれて一年経った頃でした。
自分が親になって、自分が一人で生きているわけではないと気がついたというか。
私自身が与えられているものを、何らかの形でシェアできないかと思ったのがきっかけでした。
そもそも「寄付をする」という行為が日本ではあまり一般的ではないし、なんだか偽善家みたいで嫌だったんです。
でも、本田健さんの本を読んだ時に「寄付は自分への投資」というようなことを書いてあって、「それならやってみよう」という感じで始めました。
なぜワールドビジョンを選んだのか?
他にもNPOの団体はたくさんありますが、ワールドビジョンは「支援が目に見える」というところに惹かれました。
私が寄付したお金が、一体何に使われたのか?
寄付した者としては知りたいですよね。
ワールドビジョンの場合、支援する子どもが決まっているので、その子の現状が定期的に通知されるシステムになっています。
支援したい国もある程度指定できるので、思い入れのある国を選んで支援することも可能です。
寄付する側に自由度が高く、支援をするモチベーションが上がります。
コンビニでも募金箱とかありますが、「一千万円集まりました!」と言われても、ピンとこない。
「○○ちゃんの村に水道が引かれました」
と言われたら、「良かった!」って思いますよね。
私自身は、ワールドビジョンを選んで5年以上寄付をつづけていますが、疑問に感じたことや、不満に思ったことはほとんどありません。
活動の進捗状況についてはネットで知ることもでき、支援を続けている子どもとのメールやお手紙でのやりとりも可能です。
筆不精なので年に一度のお誕生日カードくらいしか書いたことがないのですが、動画でのメッセージをいただいたこともあり、その時はスポンサーとしては結構嬉しかったです。
ワールドビジョンの活動とは?
では、ワールドビジョンはどのような活動を行なっているのでしょうか。
ホームページを見れば、「この子を救う。未来を救う。」とあるように、基本的には子どものスポンサーを募集し、その資金でその子を含め周りの環境を整備して行くような活動をされているようです。
活動報告書を送ってもらえるので、どこでお金が使われたのかとても明確です。
支援地域を実際に訪れることもできます(実費必要です)
最終的には支援なしで生活できるように地域を整備し、必要な知識を伝えているようです。
支援地域が自立するか、子どもが成長して自立するかで、スポンサー活動は終了です。
私はタイのタプラヤ地区の少女を支援していましたが、彼女が親元を離れたのを機に支援が終わりました。
卒業するともはやコンタクトを取ることはできず、少しさみしい気持ちになりましたが、ここまでサポートできた自分をちょっと誇らしくも思いました。
私がチャイルドスポンサーを終えて思ったこと
私はタイが好きで何度も訪れていたので、チャイルドスポンサーになる際、「タイのチャイルドを支援したい」という旨をお伝えしました。
国によっては支援が必要なチャイルドがいないこともあるのかもしれません。
(現在はタイの支援は募集しておらず、支援卒業に向かっているそうです。)
実際に支援を続けてみて思ったのは、「正直、毎月4500円寄付するのはしんどい」…ということでした。
月によっては出費がかさむこともある中で、子どもを育てながら4500円捻出しなくてはいけないのは、ある種のプレッシャーでした。
特に、育休中は家計が苦しかったので途中で投げ出したくなりましたが、「やめたらあの子はどうなる?」と思うと、続けるしかなかったですね。
もちろん、途中で支援をやめることもできます。
でも、やっぱり頑張ろう、と思えたのは「顔が見える支援」だったからかなと思います。
現在は私の支援していたチャイルドはバンコクで教師を目指して勉強されているそうです。
多分今後も会わないし、こんな機会でもなければ繋がらなかっただろうお子さんの人生に関わることができて、私は幸せだなぁと思います。
寄付とかボランティアって、すごく上から目線な気がしていましたが、「誰かと繋がりたい」っていう気持ちの沿線上にある行為なんだな、って思うようになりました。
現在は、他の地域のお子さんを支援させていただいています。
まとめ
ワールドビジョン、続けるのはしんどいですが、その価値も少し感じていただけましたか?
ちなみに、寄付控除の対象にもなるので、確定申告するとお金も結構戻ってきます。
コミュニティ支援など、もう少しハードルの低いものもあるのでチェックしてみてください。