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科学あそび、今回は簡単で絶対ウケるネタをご紹介します♪
それは、クラックビー玉です。
キラッキラなビー玉を見せたら、「どうやってやるの?」と目を輝かせて聞いてくれるはず。
簡単なやり方のご紹介と、注意事項をお伝えします♪
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科学あそびネタ クラックビー玉の作り方!簡単な方法は?
これがクラックビー玉。左は普通のビー玉です。
キラキラしていて、素敵ですよね。
このビー玉を見せると
「これ、どうやるの?!」
と子供たちが必ず目を輝かせて聞いてきます。
実はこちら、すごく簡単なんです。
準備は除きますが、20分ほどあれば完成するので、ちょっとした隙間時間で実験することが可能です。
ビー玉も百均で購入できますし、経費も安く済みますよ♪
【道具と材料】
・ビー玉(表面に油がかかったようなオーロラカラーの物は分かりにくいので避けた方がいいです。)
・網(ビー玉がはまる目の荒い網ではなく、目の細かい物にしましょう。科学クラブの場合、実験用のセラミック金網の縁を少し丸めて、お皿のようにして使っても良いかと思います。)
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・カセットコンロ
・氷水を入れる水槽や鍋など。(熱いビー玉を入れるので、念のためガラスじゃない方がいいです。)
・網を持ち上げるための鍋つかみなど。(熱くならないものなら雑巾などでも可。)
【作り方】
・カセットコンロに網を置き、ビー玉を乗せて加熱します。
・割り箸などでビー玉をころころ転がしながら、中火で20分熱します。
・熱したビー玉を一気に氷水に入れます。(網を持って、水にそのまま入れても良いです。試験管ばさみなどで、ビー玉を一個一個つかんで水に落とすのもOK)
・すぐに冷えますが、念のため1分ほど待ってみましょう。触って熱くなければ完成。
【ポイント!】
○赤いビー玉の場合、十分加熱したら茶色っぽい色に変わります。これを目安にされると分かりやすいです。ちなみに、加熱時間によるヒビの入り具合を比較すると、このようになりました。
○加熱中、強火で同じところばかり熱すると、割れてしまうことがあります。満遍なく加熱できるよう、転がすことが大事です。
○普段、「ガラスは冷たい」というイメージを持っているため、加熱したビー玉を素手で触ってしまう子も多いです。
割れた破片を慌てて拾おうとして火傷をした事例もあります。
とにかく冷ますまでビー玉に触らないということを徹底しましょう。
クラックビー玉の注意事項!再加熱したらどうなる?
クラックビー玉、簡単なのですが、必ず思ったようにキラキラに完成するかというと、そうでもありません。
加熱の関係で、思ったほどヒビが入らないこともあります。
「あー、うまくいかなかった。もう一度加熱して、やり直してみようかな」
と思うところなのですが、
ちょっと待ってください!
クラックビー玉の再加熱は絶対にやめましょう。
すでに、ひびが入ったビー玉を加熱すると、車のフロントガラスのように粉々に砕けます。
私がやってみた時は、バラバラバラーっと割れておしまいでしたが、飛び散る可能性も否定できません。
うまくいかなかった場合は、新しいビー玉で挑戦し直しましょう。
科学クラブなどで取り組まれる際にも、必ず子供たちに伝えておいてくださいね。
クラックビー玉はトースターで作れる?
家庭で実践される場合、カセットコンロや網なんてない、ということも多いかと思います。
そんな場合はクラックビー玉は作れないのでしょうか。
いえ。作れます!
ビー玉を加熱して一気に冷やせば良いので、それができれば他の方法でも大丈夫です。
例えば、ガスコンロでフライパンの上にビー玉を乗せて加熱する方法もあります。(ただし、安い鍋やフライパンで実験してくださいね。テフロン加工した立派なものは傷みます)
こちらは30分くらい加熱しないと十分ヒビが入りませんが、できないこともありません。
百均の味噌こしに入れて、コンロで過熱するのも簡単です。
ビー玉を入れて3分ほどの加熱してから…
一気に氷水に入れ、(今回は鍋に氷水を入れました)
1分ほど冷却して取り出すと…
このように、美しいクラックビー玉を作ることができました。
他の方法として、意外と簡単なのが、トースターで加熱する方法です。(パンを差して入れるタイプはダメですよ!網に乗せて焼くタイプのものでお願いします。)
下のようなタイプのもので大丈夫です。↓
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トースター用のトレー(もしくはアルミホイル)にビー玉を乗せて加熱すれば、氷水に入れた時にきれいなヒビを作ることができます。
トースターによって加熱時間は変わると思いますので、まずは15分ほど加熱してみて様子を見てみて下さい。
加熱して膨張したビー玉が一気に冷えることによって縮む際にクラック(ヒビ)が生じるのがクラックビー玉の原理です。
安全に気をつけて実験してみてくださいね。
まとめ
クラックビー玉は本当に人気のある実験です。
完成したビー玉は脆いので、落とさないように十分注意しましょう。
そして、熱したガラスは見た目に変化がないように見えても、ものすごく熱いので、火傷には注意してくださいね!