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ダーニングのやり方を学んだ後、ふと疑問に思ったのは「ダーニングって、他のやり方もあるのかな」ということ。
ダーニングのバリエーションって、どのくらいあるのでしょうか。
ダーニング以外の補修の仕方も含めてご紹介します。
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ダーニングのやり方は何種類?
ダーニングに出会って「可愛い!」と一目惚れしてしまった私。
ネットを見ると、ダーニングの可愛いアレンジもいっぱいあるので、「ダーニングの他のやり方ってあるの?」と疑問が生まれ、調べてみることにしました。
ホームページやら、本やら、あれこれ当たってみて、現在の装飾ダーニングを広めた野口光さんの対談なども読んでみて分かったのは、
「ダーニングのやり方は一種類しかない」
ということ。
つまり、糸を編むように縫い付ける、あのやり方を「ダーニング」と言うんですね。
ダーニングは、服の補修のやり方の一つであるということです。
小さなバリエーションの差こそあれ、基本的にはダーニングのやり方は一つだけです。
それって、すごく簡単ですよね。
基本のやり方さえ身につければ、もうダーニングをマスターしたと言っても過言ではありません。
補修する服の印象に合わせて、どうダーニングしたいか?と考えるところにダーニングの面白さがあるのではないでしょうか。
追記 R2年12月
・服の補修方法として、「ごましおダーニング」「ハニカムダーニング」と言う方法が生まれたようです。
本来の意味でのダーニングではないと思うんですけど、薄くなった生地を補強する技術として、広い意味での補修技術と言うことのなのかな、と思います。
それぞれのやり方については、後日記事をアップしますね。
ダーニングのアレンジ どんなバリエーションがある?
ダーニングのやり方は一つだけだということがわかりましたが、実際に、どんなアレンジができるのでしょうか。
アレンジするポイントをご紹介します。
形をアレンジする
ダーニングって、基本的には四角い形にしますよね。
それを丸にしたり、ハートにしたりする方法があります。
でも、やってみて思ったのは、「断然、四角い方が簡単」ということでした。
丸い形って、途中で織り方がわからなくなる瞬間があるんです…。
私的には、丸やハートにしなくても、十分可愛いので、敢えて形を変えなくてもいいかなーという気もします(^^;
糸を変えるアレンジ
ダーニングする糸を変えると、印象はぐっと変わります。
素材感を変えたり、色を変えたり、いろいろできますが、ざっくり言うと、「差し色を使う」か「同系色を使う」という感じでしょうか。
差し色だとこんな感じで↓
同系色はこんな感じです。↓
広い面積になる場合は、同系色を使うことをお勧めします。
変に目立たないのに、風合いが変わるので、すごくかわいいです。
差し色を使う場合は、同じ色で広範囲をダーニングするよりは、色の違う小さな四角をいくつも作る方がかわいいと思います。
ダーニング以外の補修と組み合わせる
服の補修の仕方は、ダーニングだけではありませんよね。
当て布をしたり、他の縫い方をしたりしても直すことができますので、そういった補修とダーニングを組み合わせた補修もかわいいです。
ダーニング以外の補修の仕方は?
では、ダーニング以外に服を補修する方法って、どんな方法があるのでしょうか。
ダーニングだけの補修よりも直せる服に幅がでますので、ご紹介していきます。
目立たないように繕う(縫う、編む)
破れた部分を裏側から縫い付けたり、他の糸を使って編んだりする方法です。
裏側から補修しているので、表からは目立ちにくいです。
ただし、この方法は穴が空いた時には使いにくいです。
引っ張るように縫い付けてしまうので、引きつってしまうからです。
当て布
擦り切れそうな場合や穴が空いた場合に使える方法です。
服を補強しながら補修できるのでおススメです。
ダーニングも穴が空いた場合の補修ですから、組み合わせやすい補修方法です。ジーンズの補修をしたい時に、ダーニングだけでは弱いので、必ず取り入れたい方法です。
コマ編みパッチ
同じく、穴が空いてしまった場合に、当て布の代わりにコマ編みでパッチを作って縫い付けます。
ダーニングも編んだようになるので、コマ編みを組み合わせても、違和感がありません。
まとめ
ダーニングとそれ以外の補修についてご紹介しました。
大好きな服を長く着るために、場面に合わせて補修をしてみてくださいね。