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夏休みと言えば、自由研究。
自由に研究できるなら、楽しい実験がやりたいですね。
YouTubeなどで人気のスライム作りに挑戦したい人も多いかと思いますが、自由研究として学校に提出するなら、実験結果をまとめる必要がありますよね。
何の目的もなくスライムを作るだけでは、まとめを書くことは難しいです。
スライムの自由研究をどうまとめるのか。例文付きでご紹介します。
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スライムの自由研究のまとめ方
自由研究は、実験をしただけでは終わりませんよね。
研究ということなので、何かを研究しなければいけません。
スライムの場合、「スライムの作り方」をまとめただけでは、自由研究としては物足りない感じがします。
スライムで自由研究をするなら、目的を持って研究していきましょう。
例えば、こんなテーマはどうですか?
・ちょうどいい固さのスライムを作るには、どれくらい水を入れたらいいか?
・ホウ砂水溶液はどれくらいの量混ぜればスライムができるのか?
・ホウ砂の飽和水溶液を作るには、水100mlに何グラムのホウ砂を入れればいいか?
・洗濯のり以外でもスライムは作れるか?
・ホウ砂以外でもスライムは作れるか?
・スライムに他の物を入れたらどうなるか?(さとう、塩、砂鉄、キサンタンガムなど。)
目的がなく実験をすると、結果を書くことができません。
一つ目的を決めて実験を始めてみましょう。
スライムの自由研究をやってみた
では、今回は、一番簡単な「ちょうどいい固さのスライムを作るには、どれくらい水を入れたらいいか?」という実験をしてみたいと思います。
実験をする場合は、基本の条件はそろえることが大切です。
例えば、洗濯のりの量とホウ砂の水溶液の量は変えず、水の量だけを変えて比べていくという感じです。
洗濯のりの量も変えてしまったら、何が原因でスライムの固さが変わったのかわからなくなってしまいますよね。
今回は、水の量だけを変えていきますよ。
事前にホウ砂の飽和水溶液を作っておきましょう。
ペットボトルに水とホウ砂を入れて、ホウ砂の飽和水溶液を作ります。
少し溶け残るくらいのホウ砂を入れておきましょう。写真は500mlのペットボトル。
①水を紙コップに25ml、50ml、100ml入れる。
②洗濯のりを50mlずつ入れて、割り箸で混ぜる。
しっかり混ぜてくださいね。
③ホウ砂水溶液を50mlずつ入れてよく混ぜます。
④スライムを比べる。
こんな感じになりました。
人それぞれで、スライムの理想の固さは違うと思うので、あなたが好きなスライムの固さは、水が◯mlの時です、という感じでまとめたらいいかと思います。
ちなみに、これは、六年生の算数で学習する比の単元にもつながっていきます。
「洗濯のりの量を1とすると、水の量は2」というような示し方をします。
そういった、算数の要素を加えていっても面白いまとめができそうです。
あと、個人的に気になるのは洗濯のり1に対して、ホウ砂の水溶液はどのくらい入れるのがいいのか?という疑問。
普段私は1対1の割合でホウ砂水溶液を入れますが、1対2だとうまくいかないのでしょうか?
今度試してみたいと思います。
スライムの自由研究まとめの例文
自由研究の書式も学校や自治体によってまちまちかもしれませんが、基本的には、実験の目的と実験方法、実験の結果と考察を書いていくと思われます。
例文を載せますが、あくまで参考程度にし、実際に実験をして考えてくださいね。
自由研究の例文
[テーマ] ちょうどいい固さのスライムを作るにはどのくらいの量の水を入れたらいいか。 [このテーマを選んだわけ] 私は、スライムを作ったことがありませんでしたが、YouTubeで見て一度作ってみたいと思いました。でも、動画によって入れる水の量が違うので、水の量が違うとスライムの固さが変わるということがわかりました。私が好きなスライムの固さはどれくらいの量の水を入れたら完成するのか試してみたいと思ったので、実際に研究してみることにしました。 [実験の目的] 水の量を変えて、スライムの固さがどのように変わるのか確かめる。 [材料] 洗濯のり
水
ホウ砂水溶液 [道具] 紙コップ(*大きいものにした方がいいです。透明のプラスチックコップの方が様子が見えていいかもそれません。)
計量カップ
わりばし [実験の方法] ①紙コップに、25ml、50ml、100ml、150ml、200mlの水を入れる。
②それぞれの紙コップに、洗濯のりを100mlずつ入れる。
③わりばしでしっかり混ぜる。
④それぞれの紙コップにホウ砂の飽和水溶液を入れて、わりばしでかき混ぜる。
⑤できたスライムの固さを比べる。
[実験の結果] 水が◯mlのとき、スライムはほとんど固まらなかった。△mlの時は、しっかりとした固さのスライムができた。 [わかったこと] 水の量でスライムが固すぎたり、ドロドロすぎたりすることがわかった。
洗濯のりの量と水の量が2対1の時が手に付きにくいスライムになると思った。
私が一番好きな固さは□ml入れた時だった。 [考えたこと] 水を入れずに洗濯のりとホウ砂水溶液だけでも、スライムは作れるのだろうか? [感想] 実際にスライムを作ってみて、材料を集めるのがちょっと大変だった。
YouTubeを見ていると、ホウ砂を使わないスライムの作り方を紹介しているものもあったので、他の方法でも試してみたい。
*◯、△、□のところは、自分で実験した結果を入れてください。
まとめ
自由研究、毎年悩むと思いますが、自分が楽しいテーマを見つけて、研究できるなんて、時間がある夏休みだからこそできることかなと思います。
写真を撮って貼ったり、絵を付け足したりすると見ている人も楽しめると思います。また、他の実験もして比べてみると、さらに発展させた結果が出て、理解も深まりますよね。
頑張ってみましょう♪
スライムのアレンジもご紹介♪
こんにちは。
ホウ砂水溶液はどのように作れば良いのでしょうか?
こんにちは。質問ありがとうございます。
ホウ砂水溶液の簡単な作り方をご説明します。
500mlのペットボトルに大さじ5くらいホウ砂を入れ、そこに水も入れてください。蓋をしてよく振ってからしばらく置いておきます。
1時間ほど置いておくと、溶けきらなかったホウ砂が沈みます。もし全て溶けきってしまったら、さらに大さじ3くらい溶かしてみましょう。溶け残りが出るのがポイントです。
これでホウ砂の飽和水溶液の完成です。うわずみを使ってくださいね。