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5月の末頃からスーパーなどで梅が出回ります。
今年も梅仕事の季節だなぁと思う私。
実家の母は本格的に梅干しや梅エキスを作るのですが、私は梅ジュースを作るのみです。
今回は小学生の娘が「自分で作る!」と梅の仕込みをしてくれました。
子供と作れる簡単な梅ジュースの作り方をご紹介します。
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アク抜きなしの簡単梅ジュースの作り方
梅ジュースは我が家の夏の定番。
簡単で美味しく夏バテ知らずの梅ジュースを作りましょう!
ほとんどの工程は子供でもできる内容です♪
【材料】
梅(今回は南高梅)1kg
氷砂糖1kg
【道具】
梅を漬ける瓶
つまようじ
○下準備
梅を漬ける瓶を熱湯消毒しておきます。
我が家では大きな鍋もないので、ヤカンでお湯を沸かして、それを瓶に入れ、2.3分放置。その後お湯を捨てて、自然乾燥させています。
ズボラな方法ですが、今まで瓶が割れたり、梅がカビたりしたことはありません。
瓶が割れるのが心配な方は、ぬるめのお湯を一度入れて、少し瓶を温めてからお湯を捨て、さらに熱湯を入れると大丈夫。温度差が少ないので、割れにくくなります。
【作り方】
1.梅を洗います。ペーパータオルで拭いてから、つまようじでヘタを取り除きます。
2.梅を瓶に重ならない数だけ入れます。
3.その上に、氷砂糖を入れます。
4.また梅を入れます。
5.氷砂糖を入れます。(この工程を繰り返して、瓶の上まで入れていきます)
6.もし入りきらない梅があれば、別の容器に残りの氷砂糖と一緒に入れておきます。そのまま常温保存です。
7.1日目。少し汁が出てきます。瓶をコロコロ転がしましょう。
8.だんだん梅の果汁が増えていきます。毎日ゴロゴロと瓶を転がしてください。
二日目
三日目
四日目
9.中身の量が減ってくるので、入りきらなかった梅も瓶に入れられました。
10.果汁が梅の高さまで上がってきたら、冷蔵庫へ。このまま20日間放置。
11.そろそろ飲み頃です。味見してみて、梅の味が染み出しているか確かめてください。
もし、まだ甘いだけなら、もう少し寝かせておきます。
写真は20日経った状態。梅の風味がしっかり出ていました。
12.梅の風味が十分出ていれば、梅を取り出し、梅ジュースを煮沸して発酵を防ぎます。
13.清潔な瓶に移して完成!
残った梅は、砂糖を追加して煮るとジャムとして食べることができますよ。
煮沸するところが子供では難しいと思いますが、梅の仕込みや毎日瓶を転がすところなど、子供でも簡単ですので、ぜひお手伝いさせてみてください。
うちの娘も「今年の梅ジュースは私が作ったんだー!」と、嬉しそうにパパに自慢していました。
梅ジュース作りがうまくいかないときは?
同じようにやってみてもうまくいかないこともあるかもしれません。こんな場合はどうすればいい?という疑問にお答えします。
うまく梅の果汁が増えてこない場合は?
これは、瓶の転がし方が足りないと思われます。
果汁が梅の果実にかかると、そこから水分が出てきますので、万遍なく梅の実に回るように、転がすイメージです。
だいたい1週間で梅がひたひたに浸かるくらいになります。
発酵している場合は?
梅の果汁が染み出すまで常温保存ですが、その間、中の空気が膨らむような感じでプシューっと瓶からガスが出ることがあります。
でも、梅が腐るとか、カビるとか、悪いものではないので大丈夫。
転がす前に、蓋と瓶の間にあるゴム栓の耳の部分を引っ張ってガス抜きしましょう。
冷蔵庫に入れてしまえば、発酵も収まります。
梅ジュースがただの砂糖の味しかしない場合は?
私も一度だけ、こんなことがありました。
すごいショックで、捨ててしまおうかと思いましたが、思い直してさらに冷蔵庫で保管してみました。
しばらく置いて、また味見をすると、今度はきちんと梅の味が!
うまくいかなくても大丈夫。
信じて放っておきましょう。
梅ジュースの賞味期限は?
さてさて、こうして完成した梅ジュース、どのぐらいまで持つものなのでしょうか。
私は以前、梅ジュースをうっかりほって置いて、冷蔵庫で一年過ぎてしまったことがありましたが、腐敗するようなことはありませんでした。なので、一年は大丈夫なようです。
でも、防腐剤が入っているわけでもないし、気分的に嫌だったので捨ててしまいました。
気持ちよく飲めるのは一夏の間、と思っていただけたらいいのかなと思います。
無糖の炭酸水で割ってもよし。
かき氷にかけてもよし。
涼やかな味が、食欲の出ない夏にぴったりです。
夏の間に飲みきってしまいましょうね。
まとめ
梅仕事、少しハードルが下がったと思っていただけたら嬉しいです。
梅ジュースを一度作ったら、来年もぜひ!と思っていただけると思いますよ。
お子さんも挑戦してみてくださいね。