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小学三年生になると、国語辞典を使う授業が行われます。
娘も国語辞典を持参するように言われ、とりあえず家にあった国語辞典を持たせてみましたが、古いものだと新しい言葉 は載ってないし、語彙が圧倒的に少ない。
仕方なく新しいものを購入することに。
でも、小学校で使うならどの辞典がオススメなのでしょう。
一般的な国語辞典を比較して、目的別にオススメを選んでみました!
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国語辞典を比較!それぞれの長所短所は?
今回比較したのはこちら。
この全てで、見出し語の探しやすさ、意味の説明の分かりやすさ、値段、強みなどを比較してみました。
ちなみに、どれもだいたい価格帯は同じなのですが、学研とチャレンジの国語辞典が他より高く設定されていました。
オールカラーなのがやはり価格の違いに出ています。
<小学館>
いわゆる、THE国語辞典という感じで、昔から変わらぬシンプルさです。不必要な物がありません。
小学館の国語辞典が小学校では多く使用されているという印象です。
そういう意味で、持っている子が多そうなので、「何ページに載ってた?」と確認し合うには便利かなと思いました。
シンプルなので気が散りやすいお子さんでも、授業に集中しやすい辞典だと思います。
<旺文社>
東京学芸大学の教授が監修したということで、「辞典で学ぶ」という姿勢を感じる国語辞典です。
見出し語の字体がすっきりしていて、とても見つけやすかったです。
類語や英語がたくさん併記されていて、国語辞典の引き方練習ドリルまでついています。
<学研>
オールカラーなので、豪華な感じがします。
小さな子供にも分かりやすい説明をしようとしている印象を受けました。
見出し語が太字ゴシック体で、私的にはちょっと圧迫感がありました。
全ページに五十音が載っていて、五十音順にあいうえおが言えなくても引きやすいように配慮されています。
<チャレンジ>
全ページオールカラー、絵よりも写真を使っています。
図鑑を見ているような豪華な作りです。
こちらも、全ページに五十音が併記されています。
見出し語が学研と同様、圧迫感がある字体でした。
小学校の授業で使うなら?
どの辞典も、漢字に読み仮名がついていて、説明の言葉もわかりやすく、学校で使う分には問題ありません。単純に、小学校で授業で使うのなら、と考えると、「小学館」が使いやすいだろうなと思います。
でも、私的に気に入ったのは「旺文社」でした。
どの辞典よりもスッキリとした配置で、文字が目にすんなりと入ってくる印象が気に入りました。
国語辞典 小学生が喜ぶならコレ!
では、子供ウケを狙うなら?と考えると、断然「チャレンジ」の国語辞典だと思います。
これを持っていたら、友達に自慢したくなるでしょうね。
学習にあまり興味のないお子さんでも、ついつい眺めたくなる面白さもあります。
さすが、子供の心理を研究してきたチャレンジだなぁ…と感心しました。
これなら国語辞典から学習に目覚めるかもしれません。
きっかけ作りという意味でも、アリだなぁと思います。
国語辞典 子供の苦手に合わせて選ぶなら?
気が散りやすい、飛ばし読みをしやすい、あいうえお順が覚えにくい、などなど、子供の苦手に合わせてオススメの国語辞典は?という観点で選んでみると、また視点が変わります。
苦手別にご紹介します♪
気が散りやすい
気が散りやすいお子さんの場合は、チャレンジの国語辞典は刺激が強いように感じました。
先生の話よりも辞書に夢中になってしまうかもしれません。
それだけ魅力的だという意味ですが^^;
そういう場合は、小学校のシンプルな国語辞典の方が集中しやすいかもしれませんね。
飛ばし読みをする
教科書を読んでいても、一行飛ばして読んでしまうようなお子さんの場合は、旺文社の国語辞典がオススメです。
どの国語辞典よりも見やすさを追求している印象です。
辞典はそもそも文字が小さいのですが、少しでも見やすく、という意味では旺文社の国語辞典が良いかと思います。
あいうえお順を覚えていない
国語辞典を引くために必要なスキルに、「五十音順が分かる」というものがあります。
「ふかい」が「ふとい」より先か、後か、パッと分からないと調べるのに時間がかかりますよね。
あいうえお順をまだ覚えていないというお子さんには、学研とチャレンジの国語辞典がオススメです。
この2社の国語辞典には全ページに五十音が載っているので、それをヒントに探すことができます。
何度も調べるうちに、あいうえお順も感覚的にも分かってきますし、そのためにも常にヒントがあることは学習のハードルを下げてくれるので、役に立つと思いますよ。
まとめ
それぞれ工夫されていて、なかなか甲乙つけにくいのですが、ぜひお子さんに必要な国語辞典を選んであげてくださいね。